分離もスムーズに行われたようです。
UNITEC-1の愛称も「しんえん」に決定しました。
いよいよ半年前に制作したUOBCが、地球を離れていってしまいます。
UNITEC-1は、あかつきとイカロスの後を追いながら、金星ホーマン軌道をぐるぐるまわりつづける人工惑星になりました。
全国各地で地上局の整備が行われており、UNITEC-1製造に携わった学生も多く参加しています。
筆者も勝浦局の整備を担当しています。
このアンテナは、UNITEC-1の受信局の一つ、
JAXA勝浦宇宙通信所の広報用アンテナとして使用される18mパラボラです。
すでに引退しており、一般公開では操作を体験できるアンテナですが、アマチュア無線団体の方々がこのアンテナを用いて月面反射通信を行っていました。 普段の仕事はその方面のプロフェッショナルな方ばかりです。
今回の受信においても、設備の調整に尽力してくださり、学生はただただその操作を学ぶのに精一杯です。
受信設備の一部
日本で観測可能な時間帯は、現在16時から午前1時までです。
21日16時35分ごろ 勝浦局と東北大局が、データを受信したのを皮切りに、UNITEC-1の電波が確認されました。
この時ですでに、UNITEC-1は数十万キロの彼方にありました。 猛スピードで地球から遠ざかっています。 それでも金星に接近するには、あと半年かかるのです。
この時ですでに、UNITEC-1は数十万キロの彼方にありました。 猛スピードで地球から遠ざかっています。 それでも金星に接近するには、あと半年かかるのです。
まだ受信が安定しませんが、UNITEC-1の生存と、電波の受信が開始された記念すべき瞬間でした。
データを下ろせるよう。現在進行形で受信作業が続いています。
高玉研のUOBC等の情報については
UOBC"GENE"project http://sites.google.com/site/geneuobc/UNITEC-1 site (UNISEC) http://www.unisec.jp/unitec-1/